アスリートの心理臨床
-スポーツカウンセリング
中込 四郎(著)
初版発行:2004年
体裁・総頁:A5判上製・240頁
ISBN:978-4-8105-1075-1
■内容
臨床心理士・スポーツメンタルトレーニング指導士として様々なアスリートたちと向き合ってきた著者が、具体的な相談事例を通して、スポーツ選手の内面世界に迫る。
「投球失調」を呈した高校生投手、「バーンアウト」を起こしたアスリート、腰痛を訴え続けた長距離ランナー、競技からの離脱が本人自身の「自立」の課題への取り組みとなっていったアスリート、等。
■目次
Ⅰ 立場と方法
第1章 臨床の場そして基本的立場
第2章 「臨床スポーツ心理学」の方法
第3章 心理臨床からの「動作」の理解
第4章 競技スポーツの心理世界
第5章 アスリートの「こころの強化」
Ⅱ 臨床の実際
第6章 「投球失調」を呈したある高校生投手のメンタルトレーニング
第7章 あるアスリートの競技期での心理サポートの事例
第8章 アスリートの「バーンアウト」
第9章 腰痛を訴え続けた長距離ランナー
第10章 競技離脱が「自立」の課題への取り組みとなっていったアスリート
■著者(プロフィールは2004年現在)
中込四郎(なかごみ・しろう)
現筑波大学大学院人間総合科学研究科助教授(スポーツ心理学,スポーツカウンセリング論担当)。筑波大学心理相談室、スポーツ・クリニック・メンタル部門の心理相談員、公立中学校の非常勤スクールカウンセラーを務める。体育科学博士・臨床心理士・スポーツメンタルトレーニング指導士。