

スポーツ事故の法的責任と予防
―競技者間事故の判例分析と補償の在り方
日本スポーツ法学会 事故判例研究専門委員会(編)
望月浩一郎・棚村政行・入澤充(編著)
初版発行:2022年3月
体裁・総頁:B5判並製・2色刷・230頁
ISBN:978-4-8105-2141-2
■内容
事故をできる限り減らし、すべての人が安全・公正に、スポーツを楽しめる社会を!
繰り返されるスポーツ事故。
「スポーツには危険が内在する」という特殊性のもと処理されてきたが、近年、ルールの範囲内であっても法的責任を問われる事例が出てきている。
本書は、最近の国内外の判例・裁判例を詳細に分析。事故を防ぐ安全なプレー、安全指導の在り方を探る。
序論として、スポーツ事故に関する法理論や競技規則について、海外の動向も踏まえて考察。
さらに予防施策として、海外における事故調査の方法や、補償の在り方も紹介する。
執筆は、第一線の法曹実務家および研究者19名。
スポーツ現場の実情を踏まえた具体的な施策を提供できる、実践的法学を目指す。
■目次
第1部 事故予防における競技規則の機能と限界
第1章 スポーツ事故と法理論
第2章 事故予防における競技規則の機能と限界
第3章 スポーツ事故と民事責任
第2部 判例分析
第4章 判例にみるスポーツ事故の原因と予防
1)格闘技における事故
2)サッカーゴールポスト負傷事故
3)サッカー競技中ファウル負傷事故
4)バドミントン競技中負傷事故
5)技量・経験・運動能力に応じた競技規則の修正と事故予防
6)ゴルフの競技者同士の事故
7)市民地区運動会における事故
8)球技練習中における事故
9)スキーヤー同士衝突事故
10)サーフィン中接触事故
第3部 スポーツ事故の予防と補償
第5章 スポーツ事故の予防と補償
1)スポーツ事故の現状と保険の概要
2)スポーツ事故対応の課題と海外の動向
3)スポーツ事故の調査方法
■編集
日本スポーツ法学会事故判例研究専門委員会
■編集代表
望月浩一郎
棚村政行
入澤 充
■執筆(執筆順)
阿部新治郎
入澤 充
望月浩一郎
棚村政行
横山幸祐
中嶋 翼
松原範之
岡本大典
多賀 啓
堀田裕二
冨田英司
飯田研吾
合田雄治郎
飯島 俊
三輪 渉
相川大輔
中村周平
川井圭司
水沢利栄