※ 2026年11月中旬 〜 2026年11月下旬 発送予定
愛する人の早すぎる死
―悲嘆の底から歩みだした9人の物語
鈴木剛子(著)
初版発行:2026年11月
体裁・総頁:四六判並製・240頁
ISBN:978-4-8105-3604-1
装画:北原のり子
デザイン:高木達樹
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若くして、人生のパートナーを亡くすということ
グリーフの激痛を抱えながら
生きる意味を求めて
新たな旅へ…
■本文より
グリーフとは、一般的に「深い悲しみ」と理解され、「恐怖」や「不安」まで感じるとは思われていません。しかし若くして配偶者/パートナーを失った人が経験するトラウマ的グリーフは、むしろ「恐怖」とか「不安」に近いのです。そして早すぎる死別に伴うグリーフは、一時的な感情の問題などではありえず、「想定の世界の崩壊」という実存の危機であり、当事者は生涯をかけて取り組むべき課題を背負うこともあります。(はじめに)
■目次
はじめに
1 若くして配偶者/パートナーを亡くすということ
2 それでも、人は人生を立て直していく
第Ⅰ部
Case 1 崩壊した世界から立ち上がる
――発病わずか三週間で夫を亡くした心理学者の道のり
Case 2 人生の舵取りは自分でする
――二〇代、海外の事故でフィアンセを亡くす
Case 3 自分自身をいったん失って、作り直す
――東日本大震災の復興対応に尽力した夫を四〇代で亡くす
Case 4 トラウマの残影と「出会い直し」
――不在のあいだに起こった自宅階段の転落事故
Case 5 生かされて、そこに何か意味があるなら
――妻の死後にキリスト教に出会い、聖職者に
Case 6 分かち合い、寄り添う
――グッド・グリーフ・ネットワークを立ち上げる
Case 7 レガシーを引き継ぐ
――米国同時多発テロで三一歳の夫を失う
Case 8 生きていてほしかった
――3・11東日本大震災で夫と故郷のすべてを喪う
第Ⅱ部
Case 9 新しい旅立ち
――私のグリーフ・ストーリー
■著者(2026年9月現在)
鈴木剛子(すずき・よしこ)
国際基督教大学教養学部卒。グリーフ・カウンセリング・センター(GCC)代表。グリーフ・カウンセラー、死生学およびグリーフ学の教育者。麗沢大学、桜美林大学社会人講座、山梨英和大学の非常勤講師を歴任。日本自殺予防学会、International Work Group on Death, Dying & Bereavement 会員。
大学卒業後、日本語教師、外資系企業役員を務める。夫との死別をきっかけに実業界を引退。カナダの King's University Collegeに留学(2000)、死生学・グリーフ学の専門課程を修了(2002)。Huron University College 大学院神学部修士課程修了(2004)。
帰国後、グリーフ学の普及とグリーフ・カウンセリングの実施を目指してGCCを設立。ロバート・ニーメヤー教授をはじめ多数の海外講師によるワークショップを主催し、専門分野の最新情報の導入に努める。
訳書:ロバート・ニーメヤー『大切なものを失ったあなたに――喪失をのりこえるガイド』(2006、春秋社)、共訳書:ショーン・シア『自殺リスクの理解と対応――「死にたい」気持にどう向き合うか』(2012、金剛出版)。