■第3刷■
重版にあたり、クイケン氏から日本の音楽家に向けて、新たなショート・メッセージをいただき、本の巻頭に掲載しました。
本文の内容に変更はございません。
なお今回の重版から、並製に仕様変更しました。
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楽譜から音楽へ
-バロック音楽の演奏法
バルトルド・クイケン(著)
越懸澤麻衣(訳)
初版発行:2018年2月
体裁・総頁:46判並製・216頁
ISBN:978-4-8105-3001-8
装幀:高木達樹
■内容
演奏家のなすべきことは何か?
楽譜から何を読みとり,何を聴き手に届けるのか?
ピッチ,音律,テンポとルバート,フレージング,アーティキュレーション……
古楽をめぐる18のキーワードから演奏の真髄を語る。
原題 The notation is not the music (Indiana University Press 2013)
■目次
第1章 基礎をなす哲学
第2章 研究への私の道
第3章 楽譜の限界
第4章 楽譜とその解読、演奏
1)ピッチ
2)音律
3)テンポとルバート
4)リズム
5)フレージング
6)アーティキュレーション
7)強弱
8)編成-楽器の選択-編曲
9)通奏低音
10)装飾
11)カデンツァ
12)即興
13)手稿譜、印刷譜、改訂、モダン・エディション
14)聴衆の態度
15)演奏者の態度:アマチュア vs プロ/コンパス/古楽へのさまざまなアプローチ
16)感情[エモーション]と情念[アフェクト]
17)鏡
18)真正性[オーセンティシティ]の二つの概念
第5章 展望
参考文献・索引